2012年12月31日月曜日

Der Nussknacker

はじめてバレエを見に行った。いつか、と思っていた「くるみ割り人形」。舞台はドイツ、音楽はチャイコフスキー。関心×関心。行くだろ、いつかは。

英語で
The Nuts Cracker

原題はロシア語で
Щелкунчик
なんだそうだ。コピー 'n' ペーストである。カタカナにはできない。
ψ(`∇´)ψみたいので始まり、
NHK みたいので終わる。

ドイツ語学習者ならドイツ語だろう。そいつが
Der Nussknacker
で、カタカナにはするならば、
デア・ヌスクナッカー。

ヌス?
ヌス。
ヌス。
「くるみ割り」って感じじゃねえけど、2013年もカリッといこう。

2012年12月30日日曜日

I come mit you.

12月にはディケンズの「クリスマス・キャロル」を読むことにしているのだが、今年は9月にニューヨークでオー・ヘンリー巡りをした余波で、ダラダラと彼の作品集を読んでいるうちにクリスマス・デイは過ぎてしまった。
"The last leaf"(「最後の一葉」)のモデルだというアバートメントを訪ねたときから、これは原書で読み直さねばと思っていた。

日本語や、書き直された英語ではおなじみの作品だが、原書にあたるとすんなりとはいかない。古い英語が混じっているのと、ベアマン爺さんが「ドイツ語訛りの英語」を話すからだ。

そこがドイツ語学習者にはちょっとくすぐったいところで、

I come mit you.

なんて言われるとフフンと鼻先が鳴る。'mit' はドイツ語で、英語の 'with' にあたる。これが脚注にあたらずともわかってしまうのが、フフンのフフンたる所以だ。

英独ちゃんぽんが名作に出て来るのだから、英和ちゃんぽんに身を縮めることはないのだ。


2012年12月25日火曜日

Trouble with the Curve

1カ月も更新しなかったのは、なにかトラブルがあったというわけでない。ブログ・アプリが改悪されたのか、あるいはちょっと機嫌が悪かっただけなのかはわからないが、ひどく入力しにくい状態だったのをトラブルと呼んでいいなら、トラブルがあったということになる。

だからというわけでは全くないのだが、映画 "Trouble with the Curve" をメンズデーに見に行った。邦題は「人生の特等席」。MLBのドラフト指名を巡ってのスカウトマンの物語。全米注目のスラッガーは、実は変化球を打てない。「カーブに難あり」、それがタイトルの "Trouble with the Curve" 。

映画のプロットには触れないが、面白いと思ったのは、日本人の感覚だと「カーブに難あり」がこの映画のテーマには思えないこと。娘が口にする、「ここが私の特等席」、ひねって「人生の特等席」の方がしっくりくる。

登場人物それぞれの人生に投じられる困難を、カーブボールとたぶらせているのかもしれないが、そういう描写だったかなあ?

映画自体は面白かったけど、誰かもどこかに書いていたように、レッドソックスが全体1位の指名権をもっているとはあり得ない無礼千万な設定。ただし、今年に限っていえば、ボビーのレッドソックスは危なかったね。最下位だもん。

2012年11月23日金曜日

Ampelkoalition

Ampelmanshop に行ってみた、こないだ。アンペルマンは旧東ドイツの信号機のキャラクター。

'Ampel'に「信号機」以外の意味はないかと調べてみると、面白そうな単語に出会った。

Ampelkoalition
アンペル・コアリツィオ〜ン

Access独和辞典の訳語がふるっている。「信号機連立政権」。なんじゃそりゃ。ちがった色の党旗が寄り集まってできた連立内閣をいうらしい。

「野合」「烏合」、日本もナンヤカヤだけど、カラータイマーちかちかは困るよ。

2012年11月19日月曜日

Rent-a-Girlfriend

JAPAN TODAY をうろついていて驚いたね。

'Rent-a-Girlfriend' service offers simulated romance

「レンタル彼女」。SEX産業など、どこか秘めやかなビジネスにはあるけれど、あっけらかんと「レンタル彼女」。

「萌えデート」というサービスが、今月から始まったそうだ。

little confidence in their ability to carry out an engaging conversation with the opposite sex

異性としゃべる自信がない男に、デートの気分だけ味わってもらったり、ホントのデートの練習に、というビジネスらしい。

オスの狩猟本能はどこに行ってしまったんだ。デパ地下の試食コーナーだけで帰ってくるようなラブ・アフェアかい。釣ったサカナに餌を云々ってのもあるけど、釣りもしないのかい。

「デート」に名を借りて実態は違うならまだいいけど(よくないが)、こんな情けない需要があるのは日本だけだろう、どうせ。

「ミス・コンテスト」は女性の商品化だとか批判されたのがつい昨日のようです。「図鑑」にとどまらず「レンタル」かい。

と思ったら、似たような名前のサービスがあちことあるじゃない。The globalization の時代だぜ。

なんてのがアメリカに。Buy and Sell. 「商品」というか、これ、奴隷制度のなごりか? 一律5ドルで、サービス内容見ると「Facebook にコメント2件入れます」とか、こっちも相当 Tohoho...だ。

男なら竿一本で大海に出よ。

百聞は一見にしかずともいうけどね。


2012年11月17日土曜日

auf Wolke sieben

FB の "ich liebe dich" で何か面白いものを探していたら、ラクガキみたいのが見つかった。

auf Wolke sieben

うーん。雲7の上。わからんけど、キリスト教がらみか? "seventh heaven" 「有頂天」てのがあったはずだから、その一族か。

一族周辺を洗ってみると、

cloud nine

9もある。よく話からないけど、7にしても9にしても、「至福のとき」「有頂天」みたいだ。

どうも雲をつかむようなイディオムだ。

2012年11月16日金曜日

earth-shattering

MLB.com で

Cardinals to reveal uniform update for 2013

を見つけた。

写真を見る限り、どこが変わったのかよくわからない。

読んでいくと、

The new alternate jersey will feature "St. Louis" in place of "Cardinals"

ほうほう、オルタネイトのユニフォームに "St. Louis" が入り、地名が入るのは1932年以来なんだそうだ。確かにマグワイアやプホルス、ま、田口で何度も目にしたユニフォーム、この "St. Louis" は見たことないかも。かっこいいじゃん。

球団社長は

"It's not an earth-shattering change."
「地球を揺るがすほどじゃないよ」

と言ってるようだけど、100円ショップでも売ってるS字フックみたいなこの文字が、来年のナ・リーグ西地区を shatter するかもね。

2012年11月14日水曜日

champion

「太陽の党」でしばらくもちきりかと思ったら、解散、総選挙に。

それならそれで、sunrise / sunset, 石原氏と太陽の党がやはり話題の中にいることに変わりはなし。

JAPAN TODAY で

Ishihara formally launches new Party of the Sun

を読んでいたら、石原氏を

a champion of nationalist views

と書いてある。「チャンピオン」とはまた面白いことを。皮肉まじりなのかと思いながらも念のため LDOCE をあたってみると、ほう、champion of something / somebody と別項が立っていて、

someone who publicly fights for and defends an aim or principle, such as the rights of a group of people

という意味があるらしい。「擁護者」「主唱者」といったところか、nationalist views の。選挙のチャンピオンにはなれるかな。

2012年11月13日火曜日

ROY

MLBサイトの見出しは、

Trout a unanimous selection as AL ROY

だ。

鱒はユナニマスでなく trout の方。

合金の鱒? いや、合金は alloy だ。

MLBサイトを見ているのだから、Trout がエンゼルスのルーキーであることはすぐにわかる。新人王どころかMVPの候補でもある。AL が American League なのも一発だ。

一発じゃなかったのが、ROY。ロイ? 知らねえな。

まあこれも、「アメリカン・リーグのROYに満場一致で選ばれた」ってんだから、ああ、

Rookie
Of the
Year

ねと、二発を待たずにしてわかりはした。すぐにピンとくるようになりたいものだ。

新人王の開票結果で、ダルビッシュは3位だったらしい。レベル高過ぎで賞は逃したけれど、いらんだろ、新人王。コメント求められても困るだろうし。レベル高いところでやりたかったんだから、よかったんでないの。

2012年11月11日日曜日

ginkgo

人気のイチョウ並木へ出かけてみた。何年住んでいても行かない場所のひとつ、だった。
誰が「イチョー」でなく「イチョウ」を定着させたのだろう。今でこそあれだが、最初からイチョーであれば違和感なかったろうに。
それより、誰が「銀杏」と当てたのだろう。これをギンキョウもしくはギンキョーと読む人がいても不思議はない。
英語の 'ginkgo' 'gingko' はそこから来たと言うではないか、ほら、Merriam-Webstar.

Origin: New Latin Ginkgo, from Japanese ginkyō.
First use: 1773

2012年11月9日金曜日

Silver Slugger

Silver Slugger Awards honor 2012 top hitters

今年もこの季節。
優秀な打者に贈られるシルバー・スラッガー賞。
今年もわからない。
なぜシルバー、ゴールドでなく。
日本語の感覚だとシルバーは二番手、もしくはお年寄り。強打者の形容詞にはふさわしくない。

以前アメリカ人に聞いたことがある。なぜシルバー、ゴールドでなく、と。
彼もよくわからないようだったが、感覚として違和感はないようだった。

日本語でもそうだよな。外国人に思いもよらぬ語法の質問をされて、?に絡め取られることがあるもの。

辞書を見ても、ベルは鳴らない。
誰か、説明してよ。
なぜシルバー、ゴールドでなく。

2012年11月8日木曜日

what can be done by us

米国大統領選の開票中、Sami やご婦人たちと、珍しく政治の話題に。国民の政治に向かう態度において、日米での違いにも転がっていき、ケネディの有名な一節をオレは引用した。

"Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country"

こいつだ。政治信条としてではなく、主体性を重んじる言葉として、気に入っている。「何をしてもらうか」でなく、「何ができるか」。そうだよな。

Sami たちとの会話が終わると、オバマ勝利のニュースが入ってきた。

夜に彼のビクトリー・スピーチを聞いて、おやまあ。ケネディを下敷きにしてるな。

But that doesn't mean your work is done. The role of citizens in our Democracy does not end with your vote. America's never been about what can be done for us. It's about what can be done by us together through the hard and frustrating, but necessary work of self-government. That's the principle we were founded on.

投票で終わるのではない。私たちのためにアメリカが何をしてくれるかではなく、われわれで何ができるかだ。苦しい道のりであっても必要なことであり、その考え方がわれわれのよりどころなのだ。

まあ、そんな感じ。相変わらずうまいよな。

2012年11月6日火曜日

von -∞ bis zu +∞

Facebookの "Ich liebe dich" というのがしょっちゅう写真を追加して、それが面白かったり、めんこかったり、色っぽかったりする。
変なの見つけた。文字だけ。

Ich liebe dich von -∞ bis zu +∞

= I love you from -∞ to +∞

マイナスの無限大からプラスの無限大まで愛してるってさ。

こういう idea ってヨーロッパ言語にはあるのかしらんと嗅ぎ回ってみると、

to infinity and beyond

って言い方は見つかったけど、これだと「限界の向こうへ」みたいに日本語でも使う。プラス方向の無限大は誰でも考えるけど、「マイナス無限大から」は思いつかない。「挑発∞」ってのはあったな。

2012年11月5日月曜日

blue ocean

TOEICの本をたくさん出している安河内哲也さんが、

世界初の
世界初の
世界初の

英文ライトノベルを出したんだそうだ。「霊感少女リサ」だってさ。さっそく彼のサイトに調査にでかけると、

こんな感じのノベルが本屋さんに100冊以上並んでいて、電車の中で中高生がマンガのように英語を読むようになれば

ということらしい。そうなれば英語 好きが増えるし、結果として日本人の英語力もあがるだろう、と。
ああ、共感が痛えよ。

イテテと思いながら、ん?と思ったのが、

この分野は学習参考書業界・英語著述業界のブルーオーシャンにもなる

ってとこ。

ブルーオーシャン?
これって何か、突然のイディオム仕掛け? "out of the blue ocean" とか? そんなのないけど。

調べたら、"Blue Ocean Strategy" という本が見つかった。におうな。この本についてのWikipedia には

an uncontested market space, or a "Blue Ocean"

って出てくるから、まだ開発されてない市場といいたかったわけだな、英文ライトノベルは。♫青い海原 群れ飛ぶカモメーっと。

読みやすいってことなら、ペンギンのパフィンだとかラダーシリーズとかいろいろあるけど、あの安河内さんが書き下ろしたってとこに興味があるし、なによりやっぱり、「本屋さんに100冊以上並んでいて」の志が響くのよ。

さっそく買ってみた。「高校英語 英文法」の棚にあった。普段いかない棚。
さっそく読んでみた。うーん、サクサクだ。高校生に限らず、これがサクサク読めれば、英語は楽しいよん。カンタンカンタン。Give it a try!


2012年11月3日土曜日

worth singing

今朝のスポーツ新聞で、マニー・ラミレスが日本の球団に来るかもしれないと知った。実現すれば、過去最大の看板背負った外国人選手になる。なんせ、メジャー555本塁打。半端じゃない。

40歳で全盛期は過ぎているだろうとはいえ、もともとアベレージ・ヒッターとしての評価が高い選手だ。メジャー19年で打率は.312。首位打者タイトルも獲っている。日本でガンガン打つ可能性がないではない。

ニューヨーク・ポストでは既報だというので探してみた。おー、あるある。

Manny to audition for Japan suitors

面白いのを見つけた。日本の球団が、ラミレスが

he is worth signing

かどうか見極めるために、ドミニカのウインターリーグに行きたがっているんだとか。

「歌うに足るか」という言い方なんだな。そういや、ドジャースのあと、歌やってなかったかな。

調べていくとコレ、元歌があるらしいのだ。

A Life is a Song Worth Singing

Johnny Mathis とかいう人がオリジナルなのだろうか。うーん。ちょっとおいしそうなタイトルだ。

2012年11月2日金曜日

nonessential

「出る順で最短合格 英検1級」なんて本で勉強しても落ちるもんは落ちるんだな。そんな通知が届いた日に、素晴らしそうな書籍に出会った。

出ない順 試験に出ない英単語
THE FIRST 150 nonessential vocabulary

ボブとステファニー、そして彼らを取り巻く人々が登場人物で、「出ない英単語」とその例文が、イラストとともにページを埋める。それだけなら、ま、スラング辞典の一種で、似たモノはいくらでもあるのだが、例文がなんだかね。真面目なようでいて、ハァ?な例文。一見出そうで、出るわけない例文。

dump
うんこ
ステファニーは、会社ではうんこをわざと流さない。
After taking a dump at work, Stefanie doesn't flush the toilet on purpose.

ご丁寧に真面目そうなCDがついていて、こんな例文が延々と録音されている。おっかしー。

2012年10月30日火曜日

Sandy

USA TODAYから速報メールがきた。

BREAKING NEWS; Sandy makes a landfall in New Jersey

見栄で受信しているドイツのSPIEGELからも。

Wirbelsturm: Auge von "Sandy" prallt auf US-Östküste

ハリケーンのサンディがニュージャージーに(アメリカの東海岸に)上陸した、らしい。

そこはまさに6週間前にドライブしたところ。繁忙期のお勤めを終えたニュージャージーの海岸地区は、静かで、お日様さんが「やれやれ、どっこいしょ」とひなたぼっこしているような平穏さだった。

きのう Teren に、日曜日の英語イベントの話をしたあと、「Sunday はそういうわけだったけど、いま気になるのは Sandy だ」と、デイとディの発音を強調して、頭韻を踏んだ高尚なセリフを気取ってみた。

ところがこれが一発でウケない。

あ、[ˈsændi] ね、アハハ

と言われて気がついた。

[ˈsʌndeɪ] と [ˈsændi] では母音が違うから、正確にいえば頭韻にならないのかもしれない。

それもこれも、カタカナで「サンデイ」「サンディ」と覚えているからだ。会話では難なく通じるはずだけど、高尚なセリフを気取るにはいまひとつ。たいへんお粗末でございました。

2012年10月29日月曜日

culture of winning

やってくれたなジャイアンツ。ヤンキースをスウィープしたタイガースが、ジャイアンツにはスウェプト、。sweep - swept - swept. 不規則動詞の暗記にゃちょうどいい。

で、ジャイアンツ2年ぶりに世界一復帰。勝つといいこと書かれるもんなあ。

They've established their own culture of winning.

USA TODAYが、「勝つ文化」を確立したってよ。勝ちぐせをつけたってことかな。勝利の美酒にお似合いの甘い響きだ。

ジャイアンツ4連勝。パシフィック・リーグにはイヤな響きだ。


2012年10月28日日曜日

hope for

英語のイベントに行ってきた。
特別講師の大杉正明さんにサインをもらった。

前回お会いした2006年に、「TOEIC800」とリクエストして書いてもらって勉強し、800どころか950まできました

と嬉しい報告は済ませてあった。

今日、「990」はリクエストしなかった。目標だけど、書かれるとキツイ。

任せた。

Hope for TOEIC990!

書かれた。
書かれたからには、やらねばならぬ。やらねばならぬのだァ。

2012年10月27日土曜日

gentlemen's agreement

ドラフト会議で日本ハムが大谷翔平を指名したもんだからてんやわんや。

なんでも、日米は互いのドラフト選手にはちょっかいを出さないという古い紳士協定があるんだとか。

それでもたいていの日本のメディアは、それは紳士協定だから、MLBが大谷と接触するのを妨げられないとしている。

ので、ああそうなのかと思っていたら、ドラフト前の25日のニューヨーク・タイムスは、

If a Japanese team drafts him, the club will be able to negotiate with him exclusively until March 31. There are no rules preventing a major league team from negotiating with Otani as well, but M.L.B. has a gentlemen’s agreement with Nippon Professional Baseball to stand aside during the exclusive negotiating period.

紳士協定があるから日本の独占交渉期間中は見てるだけ

としてる。

ファイターズ指名後にも大本営MLBサイトは、

By being drafted by Nippon Ham, Otani cannot sign with a Major League club until April 2013.

大谷は3月末までメジャーとは契約できないと書いてるぞ。

CBSスポーツのように、

Even though Otani was drafted by the Fighters, he'll still be able to sign with an MLB team.

指名されてもメジャーと契約できるとしているメディアもあるけど、この記事は日刊スポーツを引用しているので、謙譲を美徳とする日本側がご丁寧に「妨げられない」としているのに乗じてないか?

お国が違えば、「大谷は我が国固有の領土である」と言い張って星条旗燃やしちゃうのかしらねん。

2012年10月25日木曜日

Who has the edge?

サンフランシスコでワールドシリーズが始まった。タイガース対ジャイアンツ。日本なら阪神・巨人で、「伝統の一戦」もしくは漫才コンビだが、アメリカン・リーグを制したデトロイト・タイガースと、ナショナル・リーグの覇者、サンフランシスコ・ジャイアンツの頂上決戦だ。

直前の USA TODAY に

Who has the edge?

とのヘッドラインを見つけた。

熱狂的なファンが球場に刃物を持ち込んだのか。あるいは、魔球を投じるために小型ナイフでボールに傷をつけているピッチャーがいるとのタレコミでもあるのか。

いやいや、この 'edge' 「優位性」という意味があるらしい。ワールドシリーズで誰が活躍しそうかを予想した記事だった。「シリーズの行方を占う」、みたいなヤツだ。

USA TODAY Sports reporters 6人の優勝チーム予想は、3:3に分かれた。白熱のあまり、Who has the gun? になってはいけない。

2012年10月23日火曜日

im November

I'm November ではない。In dem November、11月に、だ。

英検が終わって10日ほど。あのイヤな参考書の顔を見ないで過ごしてきた。12月には来春のTOEICの準備に入る。今年は950。もうほんとに、満点しか目指すものはないのだけれど、その準備を始める12月までの間に、ドイツ語をやる。今年はドイツ語検定も受けないし。

参考書を用意した。「口が覚えるドイツ語」(三修社)は、「文法はひととおりやった。成績だって悪くない。なのに、会話でドイツ語が出てこない方に!」というオビ文句がクドキ文句。オレじゃん。三修社だからたぶん使えるんじゃないかというのもある。

「ドイツ語らくらく速習24日」(国際語学社)は、「24」がよかったのと、「格変化習得重点トレーニング」という、ちょっと変わったウリがサイフを開かせた。
たぶん、
in der November
in das November
でも意味はわかってもらえるだろうけど、自信のなさが舌を重くする。だから。

Im November 、ドイツ語1カ月1本勝負。それじゃダメなんだけど。

2012年10月22日月曜日

Vogelsong

USA TODAYのサイトを訪ねると、トップ・ニュースは

Vogelsong, Giants force a Game 7 with 6-1 win

だった。

ボーグルソン。日本では記憶されているとしても、「ぱっとしなかった外国人選手」という記憶のはずだ。2007年と2008年は阪神タイガース、2009年のオリックス・バファローズを最後に帰国した。クビになった。

経歴はどうでもいい。名前だ。「ボーグルソン」では読んでいたが、'Vogelsong' なんだ、こいつ。

'Vogel' はドイツ語で「鳥」。「ワンゲル」の「ゲル」は 'Vogel' の 'gel' だ。wandern + Vogel = 渡り鳥 ≒ 放浪者 ≒ 野山を歩く人

でもって、'song' かい、ボーグルソンくん。鳥の歌。ずいぶんかわいいな。

去年はオールスター、今年はポストシーズンで活躍。
もしジャイアンツがワールドシリーズに進めば、プリンス・フィルダーのいるタイガースが待っている。プリンスは、阪神タイガース退団後、デトロイト・タイガースで大活躍したセシル・フィルダーの、せがれ。虎が逃した血脈、メジャーに脈々と。


2012年10月20日土曜日

Newsweek

雑誌 Newsweek が print edition、紙での発行をやめて、電子版のみに移行するそうだ。よく考えりゃそりゃそうだろなの話なのだが、お前もか、の方が今は強い。

学生時代、何人かの先輩の部屋にはNewsweek や TIME が積んであった。年間予約すれば1号当たりが割安になり、魅力的なオマケももらえた。Newsweek にするか TIME にするか迷ったものだ。オレは TIME だった、んじゃないかな。

いずれを購読しても、しっかり読もうとするのは最初の号だけで、読み終わらないうちに次の号が来て、あとは積むだけ。

先輩いわく、

いいんだ、これはインテリアだから

かさばること、邪魔になることに価値があったインテリインテリア。それが Newsweek と TIME。

Newsweek の決断を TIME はどうみているのかと TIME のサイトを訪ねてみたが、通信社の記事があるだけでそっけなかった。

Newsweek Ending Print Edition; Switching to All-Digital Format

ほら、そっない。私は関係ありませんと言わんばかりに。

うーん、TIME よ、お前は?

2012年10月19日金曜日

Motown meltdown

まさか、よもやの4連敗。高いレベルのアリーグ東地区を勝ち抜いたニューヨーク・ヤンキースが、らくらくゆるゆるの中地区優勝のデトロイト・タイガースに swept. カブレラとカノーの差も大きかったけど、第3戦でバーランダーは好投したのに、頼みのサバシアが第4戦で4回途中6失点では、投手陣でも勝負あり。

で、MLBサイトのヘッドラインが、

Motown meltdown: Yanks eliminated in ALCS

メルトダウン。こちらはどこかのテレビみたいに揶揄ではないみたい。

モータウンは言わずと知れた、自動車産業の motor town、デトロイトの別名。ソウルミュージックのレコードレーベル、モータウンもここから。"BRICK HOUSE" 「グラマーなオンナ」のコモドアーズも。

デトロイトの街がとろけるほどに歓喜

かと思ったけれど、meltdown にそういう使い方はないみたいなので、

モータウンの悲劇 ヤンキース地区シリーズ敗退

と読むのがよろしいようで。

さて、ひいきのカンザスシティ・ロイヤルズはアリーグ中地区。へなちょこア中を代表して、がんばれ roaring Tigers.

2012年10月18日木曜日

one's own fate

若松孝二監督が逝った。タクシーにはねられ、意識不明のまま、こときれた。

今年公開された「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」の英語タイトルは、
"11.25: The Day He Chose His Own Fate"
らしい。三島さんは自身の運命を選んだかもしれない。若松さんはどうだったろう。
「これが運命だよ」と笑いながら、rest in peace.

「11.25」の舞台挨拶を見る機会があった。井浦くんと登場した若松さんが、「カメラ持ってる人」と呼びかけた。皆までいうなと、観衆が握りしめた携帯電話をしまおうとしたとき、

今日は撮り放題

ザワザワ

どんどん撮って、皆さんのブログ、フェイスブックで映画の宣伝をして

シャカシャカと携帯のシャッター音が嬌声を追いかける。
、、、、、

、、、、、井浦くんに向けて、たぶん。

ちょっと気恥ずかしかったのだが、あれから4カ月でこんなことになるのだから、撮っといてよかったかも、若松のおっさん。

これから順次公開予定だった「千年の愉楽」だけでなく、若松作品のいくつかも追悼上映されるかもしれません。レンタルやテレビでなく、映画館に行こう。おっさんは、「映画は500円にしろ」と言ってたな。これをもって哀悼の辞とします。

2012年10月17日水曜日

roaring Tigers

アメリカンリーグの地区シリーズで、ヤンキースが3連敗。さぞやタイガースの地元デトロイトは盛り上がっていることだろうと、ローカルメディア The Detroit News を覗いてみれば。

Roaring Tigers poised to send Yankees packing yet again

これだ。威勢いいこと、roar だもの。「獅子の咆哮」ならぬ、「猛虎咆哮」、か。

"yet again" は「さらにもう一度」「またしても」。記事によれば2006年と2011年にもこうやってヤンキースを eliminate 、まあ、駆逐してたわけだな。

この3戦でタイガースの四番、三冠王カブレラは .364。対してヤンキース四番のカノーは .071。ジーターは骨折だし。イチローの2012も終わるのか。

先月はデルタのおかげでデトロイト・メトロ空港を経由させられたのでした。

2012年10月16日火曜日

brick house

昨日 Teren とネクタイの話になり、

どこで買ってんの?

と聞いたら

これは地下街の BRICK HOUSE で

とのこと。ネクタイの話はそこから思わぬ方向へ。

"Brick house" の面白い意味知ってるかい? 「グラマーなオンナ」なんだぜ。70年代の歌にもあったな

ほー。グラマーなオンナ、いいね!

ところがマジメ辞書には載ってないんだな、「グラマーなオンナ」。

歌から探してみる。あった。コモドアーズの "BRICK HOUSE"。これか? うーん、歌詞を読んでも「グラマーなオンナ」、出てこない。

日本語の訳詞を探す。「レンガ造りの家」。まんまじゃん。この歌じゃないのか。

'brick house woman' で検索してみる。出た出た、英語の知恵袋みたいの。やっぱり「グラマーなオンナ」なんだ。

画像検索をすると、オーマイガ〜ッ!!

冷静になってもう一度コモドアーズの歌詞に戻ってみる。これ、スラングだらけなんだろうな。手に負えん。Teren に教えてもらおう。

それにしてもBRICK HOUSE. 不用意に英語で店名つけちゃうから、こんなことに。いさぎよく店員を「グラマーなオンナ」にしちゃえよ。


2012年10月15日月曜日

stifle

ケチのつけ始めはこんなところかい。昨日の英検1級。どうやらまぐれ当たりを得たらしい preemptive を経て、短文穴埋め5問目でなぜかやられた。

「その独裁者は政策批判を stifle 鎮めようとした」んだよな。Distend 広げてどうすんだよ。dis- がついてるから extend の反対だと思って飛びついたのが運の尽き。ヘンな dis。


2012年10月13日土曜日

not failed

I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.

好きな言葉のひとつがエジソンの

失敗したのではない。うまくいかない1万通りの方法を見つけたのだ。

で、多くの人が似たようなことを口にする。

昨日の山中さんも、「エジソンが一万なら私は10にも満たない」と、謙虚にしてみせたのだろう。

ひとつの成功の前には9回失敗するものだ。

と高校生らに語りかけていた。

山中さんが9ならオレは5くらいで。
明日は英検。

1級合格の前には5回不合格になるものだ。失敗したのではない。合格しない5通りの勉強方法を見つけたのだ。

そう謙虚に謙虚に語ってやらア。

2012年10月12日金曜日

Nobelpreis

ドイツのSpiegel誌から速報メールが。これならわかる。

Friedensnobelpreis geht an Europäische Union

Friedens 平和の
nobelpreis ノーベル賞が
geht an 〜に行く
Europäische Union EUに

国内メディアからも2分遅れで来た。
USA TODAYからも来たけど、14分遅れだった。

EUだからってわけでもあるまいが。

2012年10月11日木曜日

pluripotent

前回のイチローの走塁について、

中には人間離れした動きをする米映画『マトリックス』の主人公に例えた「マトリックス・ムーブ」(USAトゥデー)も。

とした記事も日本にはあったけど、USA TODAY の見出しは

Ichiro Suzuki's matrix move at home plate

と、小文字の matrix で "" もないんだから、映画とは切り離して一般名詞としてとるのが妥当じゃないだろうか。誰もが映画 "Matrix" を連想するだろうけど、誰もがするんだからそれは言わずもがなということで。

ぶつぶつしながらぶらぶらしてたら、urban dictionary には "matrix move" で見出しが立っているんだね。ここでも映画は出てこないぞ。

それはいいとして、旬なのは、pluripotent. 初めまして。話題の iPS細胞の 'P' がこれ。「多能性」にあたるらしい。'pluli' が ラテン語で 'many' なんだそうだ。ふん、'plural' はここから来たな。

で、'potent' は「インポ」の「ポ」、「能力」だから「多能性」。いやー、ノーベル賞でもとらんことには、一生出会えなかったろうね、prulipotent。Matrix な出会いだ。イチローは多能性だとも言えるな。

iPS。アップル社がプレステ出したのかと思ったよ。



2012年10月9日火曜日

matrix

マトリックスというと映画を連想しがちだけど、USA TODAY のこれは?

Ichiro Suzuki's matrix move at home plate

記事を読むとどうやらトリッキーな動きをしたらしい。

MLBのサイトで動画を見たらば、なるほど、この動きは天賦の才能、持って生まれた運動神経の為せる技だね。そいつが、matrix.

気になるのは記事の最後に、1993年にマダックスもやったと書いてある。投手王国アトランタ・ブレーブスの「精密機械」、Greg Maddux. レンジャーズでダルビッシュを見ている投手コーチのマダックスは、確かグレッグの弟か何かでなかったかな。

便利な時代で、まさかないだろうけど一応と思って YouTube を "Maddux 1993" で検索してみると、あるんだな、これが。しかも再生回数が飛び抜けて多いから、みんな見てるんだ、これ

ほんと、マダックスもやっている。踊る31番。イチローとマダックス。

2012年10月8日月曜日

ketchup

ニューヨーカーの Jeff と旅の写真を見ていたら、思わぬところに食いついてきた。ketchup ケチャップ。

日本人はなぜfrench fries (フライドポテト) にケチャップをつけないのか? マクドナルドでもケチャップをくれない。アメリカではたくさんのパケット(あれ、packet って言うんだ!)をよこす

、と。

実は何日か前、同じ写真を見た日本人が、

なぜフライドポテトにケチャップを?

と不思議そうにしていた。毎度おなじみ、食文化の違いってやつか。

そういやどこかの州のマクドナルドで、カウンターの女性従業員が、節分の豆か、あるいはお相撲さんの塩撒きのように、ぐわっしとケチャップのパケットをつかんでは、がさっとトレイに投げてよこしたことがあったな。

Jeff はケチャップが大好きで、なんでもケチャップなんだとか。ホットドッグはマスタードなしでケチャップのみ。ステーキにもケチャップ。

え、ステーキも?

そう、ステーキも。

こっちマヨラー。
あっちケチャラー。

2012年10月5日金曜日

not an if but a when

こんなの初めて見た。"an if".

USA TODAY のサイトで、ボストン・レッドソックスのバレンタイン監督の解任、クビを知った。

The firing of Bobby Valentine was not an if but a when.

The when is today.

昨日のMLBサイトによれば、

The last-place finish in the American League East was Boston's first since 1992. The Red Sox lost their final eight games, not to mention 12 of their last 13, and 26 out of 33.

シーズン最後は8連敗。
13戦12敗。
33戦までさかのぼっても26敗。

こんな形でシーズンを終われば、問題は契約を残してクビになるのかどうかではなく、いつクビになるのかだったのだろう。

そいつを

not an if but a when

と書けるんだね。'if' に冠詞が付いているんだとは思わなかったよ。USA TODAY の入力ミスかと思った。

ボビー、松坂と揃って日本に来るかい?

2012年10月4日木曜日

coronation

日本のプロ野球はセパともリーグ優勝が決まっているけれど、メジャーリーグは今まさに。アメリカン・リーグが面白い。

けさ、開幕直後からずっと西地区の首位だったレンジャーズが、最終戦でまさかの陥落。1試合制のワイルドカード対決を、対戦相手不明のままダルビッシュに託すという。

ついさきほど、ヤンキースがマジック1を消して東地区制覇。オリオールズがレンジャーズとのワイルドカード対決に回ることになった。

そんな折、USA TODAYから速報メールが届いた。大統領選かはたまた銃乱射でも?

いやいや、

Cabrera's coronation: Tiger claims Triple Crown

ときたかUSA TODAY。

デトロイト・タイガースのカブレラが三冠王。メジャーでは1967年以来だとか。すごいんだね。

ところで coronation。何だっけ。ちょろい顔のヤツだな。

そこでLDOCE。

the ceremony at which someone is officially made king or queen

「儀式」なわけだな。
ちょっとすっきりしなくて、英辞郎くんを訪ねる外国語朗。

戴冠式

おお、その日本語があったな。それで、三冠王。すっきりした。

ア・リーグの盛り上がったワイルドカード争いで、蚊帳の外にいた中地区。優勝したタイガースだって、勝率は東地区、西地区いずれにおいても4位相当。なんたる格差社会。さてさて、ア・リーグ、ワールドシリーズでの冠は載せられるかな。

2012年10月2日火曜日

opus

最近はどこのCDショップも店頭はコレ、山下達郎さんのベストアルバム「OPUS」。OPUS ONE という店なら見たことあるんだけど、'opus'って、ナニ?
辞書辞書。
「作品」か。なるほど。クラシックの作品、たとえば、

ピアノ交響曲第1番 変ロ短調 作品23
The Piano Concerto No. 1 in B-flat minor, Op. 23

に付いてる Op. の正体がこいつだ。

それにしてもニオウ顔だ、'opus'。変な複数形作りそうな、バクテリアみたいな顔だ。

案の定、

pl. opuses or opera

と来たもんだ。

驚いたね、オペラって、こっからきてるんだってね。複数の作品、作品の集大成ってことでしょうか、オペラ。

2012年9月27日木曜日

piazza

心得ゼロながら、イタリア初登場。'piazza' なのだ。

友人が指すアルテピアッツァ美唄の記事を見ながら、

いすゞピアッツァってあったなあ

と、ふと。
調べ始めて初めて知った。「広場」なんだってね、ピアッツァ。'plaza' と同根か?

そういや、マイク・ピアッツァってのもいたな。野茂の女房。イタリア系アメリカ人だった。

ピアッツァ、食べられそうで食べられません。

2012年9月24日月曜日

on the hour

空港行きシャトルバスが30分おきなのはわかったのだが、念のため正時と半なのかを尋ねようとして、はたと思った。正時。「いつ出ますか?」と聞けば済む話なので、そんな単語はわからなくても困りはしない。

と思っていたら、壁に正解あり。

on the hour & the 1/2 hour

こういう生活単語が出てこないんだよな、居住経験ゼロだと。

もっとも、会話で「正時」と口にしないように、しゃべるかどうかはわかんないけどね。

2012年9月23日日曜日

store

劇的なサヨナラゲームの翌日。劇はまだ終わっていなかったようで、JFKを出たデルタは機材の不調とかで戻ってきてしまった。

ごった返すロビーの列に向かって、「duty free の商品はこちらに置くように」と、係りが呼びかける。'store' を使うんだ、こういうとき、と知った。

翌日のチケットとホテルバウチャーを待つ行列の中で前後の人と話していると、その動詞の 'store' がわからなかったらしい。「買った店に行くのかと思った」とか。なるほど。store = 店 で訳語だけで覚えていると、「ため込んでおく」「しまっておく」「収納する」には行きつかず、買った店に行きつくことになるのかもしれない。そもそも買ってないから関係ないけど。


2012年9月22日土曜日

walk-off

4年ぶりのヤンキースタジアムは新球場になっていたが、ファンの熱い支持は変わらない。老いた、若い、男の、女の、「2」ジーターがあちらこちらに。「7」マントルにも何度会ったことか。バーニー・ウイリアムズだって「51」を背負ったままで歩いているところを見ると、この番号はやはり彼のものなのらしい。

試合は延長10回、マーチンのサヨナラ本塁打でヤンキース6連勝。スタジアムに "NEW YORK, NEW YORK" が流れる。

Frank Sinatra blared on the speakers.
(The New York Times)

サヨナラは "good-by homer" といきたいところだが、"walk-off homer" が野球用語。

USA TODAYは

Yankees win sixth in row on Martin walkoff
NEW YORK (AP) -- Russell Martin led off the bottom of the 10th inning with a homer off Sean Doolittle.

と off だらけ。

これでオフにもサヨナラ。

2012年9月21日金曜日

Connecticut

安モーテルの朝食はさっさと行かないとペストリーのカスしか残っていない。ので、さっさと済ませてから、さて、今日はどこへ行こうかとランドマクナリーを開く。

よし、コネチカットを出る前に、エセックス Essex に寄ろう。造船で古くから栄え、今もその面影を残す小さな町らしい。

そこでふと気づいてしまった。
c?
Conne-c-ticut.
c??
学び始めはどうだったかわからないけれど、最近はずっと Conneticut だと思っていたはずだ。

マサチューセッツMassachusetts
ミシシッピMississippi
なんかは何度も書いて覚えた。
ミズーリMissouri
もくせ者だ。
州名じゃないけど奇怪な
アルバカーキAlbuquerque
はアルブクエルクエと覚えた。
Connecticut
甘く見てたな。

さてエセックスのアイスクリーム屋で迷っていると、
C.T.Peach
が気になった。

念のため店のにいさんに
C.T.って?
と尋ねると
Connecticut!
と返って来た。迷うこたないさ。そいつを頼んだ。
スモールなのににいさん、コーンに押し込む押し込む。うまかったよ。

Essex. クエルクエ方式だと
いーっセックス
だな。忘れられない古き小さな町。

2012年9月20日木曜日

fame

「なんとかの殿堂」と使われるようになって久しいが、一般市民へ普及させたのは「野球殿堂」ではなかったか。郊外というにはあまりに遠い、ニューヨーク州のなんにもないところに、それはある。オハイオ州クリーブランドのロックの殿堂が、観光客にも行きやすい場所にあるのと比べると、来たいんだったら来てもいいけど、大変だよ、ウチ、観光地じゃないんでね。そんな場所だ。

だって「殿堂」だよ、観光地じゃないよな。日本語も重たいが、英語もまた。

Hall of Fame

「名声の館」だもん、観光地じゃないよな。

不思議に思っていたのは。なぜ 'fame' は日本語に入り込まないのか。4文字は 'love' と同じ。発音も 'f' に神経質にならなければカンタン。「フェーム」という映画もヒットした。もっと古い映画から同じF族の「フィーバー」が、今もなおかくしゃくとしているというのに、「フェーム」はなぜ日本語化しないのだろう。観光地じゃないよなー。気位の高さが災いしたか。だって「名声」なんだもん。



2012年9月19日水曜日

tavern

簡単な単語なのに、学校の授業や受験勉強では出てこなかった。「酒場」だからか。

初めてこの単語に出会ったのは、製紙工場の町に住んでいた頃のこと。誰もが別の愛称で呼んでいたが、その店の看板は

Zest Tavern of Honma

だった。マスターには 'tavern' の意味だけでなく、カクテルのこと、バーでの所作についても教わった。事実上の初土俵。いい店、tavern だった。マスターが40代で逝っちまうまでは。

Tavern の名を持つ店になかなか入る機会がなかったが、今日ついに。それも、いわくつきの。O.Henry の行きつけで、「賢者の贈り物」"The Gift of the Magi" をここで書いたとのいわくつき tavern, "Pete's Tavern".

デラとジムも、この tavern に招待してあげたかったよ。

2012年9月17日月曜日

flounder

ニュージャージー。ワイルドウッドというシーサイドの町。適当にレストランへ。シーフードでも。

Flounder. なんだっけ。初めてではないはず。エビ、カニ、カイではない。魚のはず。'boiled' の料理はそれだけなのでそれにして、待つ間に辞書を。

〘魚類〙ヌマガレイ;⦅広義⦆カレイ.

ヌマガレイ? そうだったっけ。こういうときは英和しかない。LDOCEだと、

a type of small fish that you can eat

、だからなんなんなのさ、ということになる。詳しい辞書なら学名とかをイタリックで気取らせたりなんかしちゃって載せてるんだろうけど、'flounder'ってなんだっけ?の答えにはならない。「定義」でなく「訳語」が欲しいんだから。

めでたくカレイだとわかったものの、こっちとあっちじゃ「小さい」のそれこそ「定義」が違うのか、"small fish" にしちゃでかかったし、

boiled flounder
→茹でガレイ
→カレイの煮付けみたいなもん

かしらん、まさかぁ、と想像していたら、煮たあとにパン粉か何かをつけて焼いて、煮付けどころかシーミートでした。

バイ・ザ・ウェイ、ヌマガレイって、どんなんだ?

2012年9月16日日曜日

be moved

Winter Garden Theatre でミュージカル"Mamma Mia!" を見た。よかったのなんのって。映画も良かったが舞台もまたよし。みんなハッピー、口上に偽りなし。

ハッピーハッピーなんだから笑って見てりゃよさそうなものだが、心が動かされてしまうみたいで。そう、

I was moved.

って、これか?

感じているさまを言葉で伝えるのは、母国語でだって難しい。なんていえばいいのかなあ、つまりさあ、ほら、って言うだろ。ましてや外国語。

I was impressed.
I was touched.

辞書通り訳しちゃえばみんな、

私は感動した。

でもね、今夜はね、moved なんだよ。ぐりぐり動かされた。

ABBA、いいね。




2012年9月14日金曜日

immobile

反意語 antonym の勉強なんかしてると、そりゃ反意語はそうなんだろうけど、その単語使うの?と思うことがしばしば。へんちくりんな反意語でなく、not や no で表す方が自然だったりするから。

たぶんその類に入れることになったであろう、'immobile'. 'm' が重なるあたり、英語っぽい字面だ。

使わないだろ。"mobile でない" という構文だろ。

だけどもUSA TODAY のサイトで見つけてしまったのさ。
http://usat.ly/Otvxrr
ほお、この場合は 'immobile' しかないよな。

"We think docks make your mobile device immobile. "

iPhone5のコネクターが変わることに不満、苦情が起こりそうらしいのだが、これはワイヤレス・スピーカーの会社の役員さんの言葉。

そもそもドックにつないでちゃモバイルじゃねーだろ。「インモ」だ。

てな感じ。
で、

"Wireless speakers are the only way to go."

ワイヤレスでなくっちゃネ。

とくるわけだ。チャンチャン。

2012年9月13日木曜日

Phone

iPhone5が発表され、そりゃもう大騒ぎ、関心ある人たちは。iPhone関係ない人にもちょっと面白いというか、ん?な話が、毎度おなじみ中国に。

アップル社による今日の世界的発表よりも早く、どうかして入手した写真をもとに iPhone5 のそっくり商品 Goophone i5 を発売してしまい、特許までとったんだとか。で、アップルが Goophone i5 のそっくり商品を出したら訴えるという構えだっていうから、やるな。

Goophoneという香港の会社のサイトに行ってみたら、中国語だからなんだかわからないんだけど、問題の "iPhone" の文字が。何書いてんだろ。

全球首款
iPhone5
概念4核神机

なんですか?

2012年9月11日火曜日

go red

今朝のスポーツ新聞に、シューレス・ジョーの特集が。ジョー・ジャクソンは20世紀初頭にシカゴ・ホワイトソックスなどで活躍した野球選手。1919年ワールドシリーズでの八百長事件は、ブラックソックス・スキャンダルとして知られる。

特集によれば、その事件の前からブラックソックスと呼ばれていたとか。疑惑のクロでなく、いつもユニフォームが汚れていたから。

たまたまMLBのサイトで、黒いと呼ばれた白いソックスが、赤くなっているのを見つけたた。日曜のホームゲームは、1972年のレトロユニフォームを着用するという企画らしい。

さらにサイトを徘徊していると、

White Sox will go red

という見出しにぶつかった。

http://suttonstylepoints.wordpress.com/2012/01/25/white-sox-will-go-red/

go red
turn red

といえば

顔が赤くなる

などに使うけど、こんな風にもね。

今年はおおかたの予想をくつがえしてアメリカン・リーグ中地区首位。赤面することも、まさかブラックなこともないのでしょう。








2012年9月10日月曜日

entertainment

二夜連続でさだまさしさんのコンサートへ。「前夜祭 〜 しゃべるDAY」と「後夜祭 〜 歌うDAY」。で、二夜連続。

しゃべって歌っておちゃらけて。もっと本業をちゃんとやれ、と言いたいところだが、そうやって人を楽しませる、励ます、勇気づけるのが、この人の本業なのだろう。くくると

entertainment

でいいのだろうか。

こいつ、真ん中あたりに 'n' の字があって、発音もされることになっているのだが、カタカナでは

エンターテイメント

と「ン」が落ちることが多い。
さらには

エンタメ

と「ー」をもぎ取られ、
ついには

エンタ

と「メ」までくり抜かれてしまう。

entertainも楽じゃない。







2012年9月7日金曜日

electroencephalographically

単語ゲーム、スクラブルのフェイスブックに、

How many words can you make out of ELECTROENCEPHALOGRAPHICALLY?

なんじゃ、これ。単語も知らないし、どこで切っていいのかもわからない。

electro  電子の
encephalo 脳の
graphically 図面を用いて

「脳の電子写真では」ということか? すでにクタクタ。いくつ単語を作れるかだと?

on / graph / call / at / ace / or / enter / go / rap / hello

これで10個。こんなに長くてなんでひとつも 's' ないの? 複数形、三単現で稼ごうと思ったのに。

フェイスブックにコメントしてる人、20,000とか作ったって。スゴイ! スゴイ・・・ひま。

2012年9月6日木曜日

emancipate

相性の問題というあいまいな理由で済ませてしまうより仕方ないのか。どうしても覚えられない。TOEICのときも英検のときも、何遍出てきても意味が出てこない。単語カードのカドは丸くなっているのに。

まだ出題されたことはなく、おそらく出題されれば前後から「おいでなすったな」とわかるはずなのだが、ハイスコアのカギは推測や思い出すために時間を使わないこと。前後なしでも、desk! 机!と瞬時に出るまで練習する。実際には「机」という訳語ではなく、定義で覚える。"desk" は「机」ではないから。

いつになったら emancipate の奴隷から「解放」されるのか。








2012年9月4日火曜日

crisp

ダルビッシュがわがロイヤルズ相手に6回二死までパーフェクト。おいおい、よりによってロイヤルズ相手に開眼するなよ。いつもの四球はどうしたい? 結局自責点3を引き換えにしたものの、楽々と14勝目。
この日のピッチングをレンジャーズのワシントン監督は、

His [fastball] was real crisp.

と評している。crisp ですか。速球のキレがよかった、ということなんでしょうね。crisp で表せるんだ。なんかお菓子みたいだな。

2012年9月3日月曜日

ventriloquism

毎日ひとつ、英単語が送られてくる。German Dictionary Pro Freeというアプリで、送った英単語をドイツ語では何という?と尋ねてくるのだが、そもそもその英単語を知らないこともしばしば。日本語で何という?にも答えられないのだ。
で、今日のそれがコレ。

ventriloquism

見たこも聞いたこともない。

the production of the voice in such a way that the sound seems to come from a source other than the vocal organs of the speaker

Merriam-Websterで調べても、ピンとこない。モノマネ? 和英では「腹話術」とあった。なるほどね、たしかにそんな感じの字面だわ、ventriloquism.

そうそう、それでドイツ語では、

Bauchrednerei

なんだそうだが、ムリだ。








2012年9月2日日曜日

SPARKLE

山下達郎のアルバム For You の1曲目である。全国でやってるらしいシアターライブに出かける前に、幼なじみとカラオケボックスで達郎2時間。意外と歌ってなかったことに気づいた、彼の作品。プロの歌は聴くものであって、そうそう誰でも歌えるものではないようだ。SPARKLE も歌ってはみたが、サマにならない。
LDOCEで sparkle の例文をさがしてみれは、

The sea sparkled in the sun.

とあった。まんまFor Youの世界。

シアターライブの達郎、うまかった。よく歌えるな、SPARKLE.








2012年8月31日金曜日

prejudge

国際プラザのアメリカン・コーナーが主催する読書会に出かけてみた。洋書・和書問わず、アメリカに関する本ならなんでも持ち寄って紹介しよう、という集会。

日本語訳の「 ハックルベリー・フィンの冒険」、柳田邦男の著作物、スターバックスのメニュー解説本、のほか自分だけ宝物ペーパーバックも。

あるおっさんが無言でテーブルに出したのは "Pride and Prejudice".
それはJane Austenによるイギリスの本だろ。日本じゃ「高慢と偏見」とも。アメリカに関係あるとprejudgeしちゃったのかね。



2012年8月29日水曜日

trapeze

昨日は大人気のサーカスへ。炎天下、日陰もないところで当日券求めて並ぶこと1時間。そんな苦行も楽しいショウでお釣りがきた。フィナーレは空中ブランコで。空中ブランコ? なんていうんだ?

aerial bar

これじゃ体操競技みたいだ。
もうひとつ見つけた。

trapeze

もしくは

flying trapeze

こっちで覚えておこう。あんまり使う機会なさそうだから、自分で話題ふろうっと。

2012年8月27日月曜日

love handles

スラングのセミナーに出てみた。このテはつまらないことが多いけど、今日はよかった。一番のヒットは、ロマンチックな響きをもつ、"love handles".ちょっとエッチな意味かと思ったら、

deposits of excess fat at the sides of a person's waistline

よこっぱらのブヨブヨのこと! 知らなかった。忘れないと思う、ラブ・ハンドル。





2012年8月25日土曜日

mondaine

時計の電池交換をしてもらった。スイスのモンディーン。アチラの駅にあるアレである。
「モンディーン」は地名か人名かと思って会社のホームページを見ても、社名の由来には触れられていない。
もしや一般名詞?とあたってみれば、あった、mondaine.

adjective
belonging to fashionable society; worldly.

noun
a fashionable woman.

こういう意味で社名がついたのかどうかはわからないけれど、覚えておいて問題ねえ。





2012年8月24日金曜日

Anything's possible.

メジャーリーグ354勝のロジャー・クレメンスが、アメリカ独立リーグで復帰するんだそうだ。50歳。復帰にあたっての言葉が、

Anything's possible.

アディダスが使った

Nothing impossible.

と同じだな。英語っぽい言い方なんだろ。

なんだってできるさ。

50にして自信たっぷりだが、発言全文は次の通り。

"I think anything's possible if you have the mindset and the will and the desire to do it."

心構えと意志と情熱があるならね。

'mindset' って、こういう風に使うんだ。



2012年8月20日月曜日

bail

出てこない出てこない。TOEIC勉強で覚えたはずのホシャクキン。
出てこない出てこない。映画でもしょっちゅう出てくるのにとSami。
この苦しみからホシャクしてくれ。
あきらめて辞書にあたりはじめたとたん、出た、Samiの口から。bail. それだよ、「保釈金」。


2012年8月16日木曜日

I don't have any words to explain this.

マリナーズのヘルナンデスがレイズ相手にパーフェクト・ゲーム。で、口にしたのが、

I don't have any words to explain this.

これって、

なんも言えねえ

ってヤツだよね。おめでとう。




2012年8月15日水曜日

g'suffa

ビアガーデンでドイツピールを飲んだ。テーブルに「 乾杯の歌」の歌詞があり、掛け声まで親切に書いてある。

Eins! Zwei! Drei! G'suffa! PROST!!
1、2、3、飲み干せ! 乾杯!!

G'suffa がわからないので一緒にいたThoralfに尋ねてみた。不定形は saufen だとすぐわかった。そのバイエルン方言なのだそうだ。

では g' は?
ここで彼が詰まる。改めて聞かれると答えられないというのよくあることだ。

たぶんの話だが、過去分詞 gesoffen だろうと。過去分詞だとすれば、
酔っちまったよ
とか
酔っちまえよ
といった感じか。
掛け声は掛け声として、こういう場合は g'suffa ズッファと言うんだと覚えるしかないのだ。エンヤコーラを文法上説明しろと求められても困るのだから。





2012年8月12日日曜日

mind

もうすぐバンクーバーに帰国するMarkと、ぐるっとドライブ、2泊3日。英会話はなんとかなるのだが、帰国子女でもなく、短期留学の経験もなく、要するに居住したことがない身には、54時間も英語だけで過ごすと、おや?と思うことも。
これは彼の口癖なのかもしれないが、何度聞いたか
I don't mind.
軽い「いいよ」ってことか。場合によっちゃ、「 別に」にもなるのかな。どうも教科書とはちょっと違う I don't mind みたいだった。





2012年8月2日木曜日

Turnen

スターバックスの前でドイツ人のトーラルフに会った。来週ドイツビールを飲みに行くことになっている。立ち話はオリンピックに。彼が言う Turnen がわからない。英語で言い直そうとしても、英語が on the tip of his tongue から滑り出てこない様子。彼が吊り輪の仕草をしてやっとわかった。体操。彼の舌にへばりついていたのは gymnastics だったのだ。
最後はボディ・ランゲージ。オトコ同士でも。

2012年7月29日日曜日

Olympics

"The Olympic FAQ"という本を読み始めた。ラダーシリーズの新刊。整理できていなかった似た言葉がいくつも出てくる。読み進んだページと、辞書で調べたことを合わせると、

the Olympics ならびにthe Olympic Games は大会の名前。
Olympic は形容詞「オリンピックの」。
Olympia は開催地の名前。
Olympiad は the Olympics の別称、それから、4年という期間。
Olympian は五輪選手。

こんなことらしい。

じゃ、オリンパスって何だ? OLYMPUS って綴るぞ。ギリシャの山の名前だそうです。


2012年7月28日土曜日

pinstripe

イチローがピンストライプ姿を披露した。ヤンキースへの移籍が決まったときから、ピンストライプが似合うか似合わないか、早く見たい、などと言われていた。MLBではヤンキースとピンストライプは同義語。
驚いたことにiPhone内臓辞書では、Sports, informal
としながらも、

of or relating to baseball, esp. to the New York Yankees or other teams whose suits feature pinstripes: a play that instantly became part of pinstripe legend .

「特にヤンキースを指す」って書いてある。
保有するThe Dickson Baseball Dictionaryでは、「特に」ではなく、almost always 「ほとんどの場合は」ヤンキースのことだという。
ところがWikipediaによれば、最初にユニホームに取り入れたのはヤンキースへではなく、シカゴ・カブスだという。

The Chicago Cubs' baseball uniforms have had pinstripes since 1907 and they are recognized as the first Major League Baseball team to incorporate pinstriping into a baseball uniform.

福留のときはピンストライプが似合うかどうかなんて、話題にならなかったな。それは福留だからか、カブスだからか。両方か。

2012年7月27日金曜日

fireworks

花火を見て来た。「花」に「火」と書いて「花火」。英語ではfireworks。合致するのは火とfire。花とworksが残る。そんなことはよくあることだが、言語おたくにはおいしい話題だ。
いつかNHKのトラッドジャパンで花火をテーマに選んでおり、イギリスでは焚き火のような実用的な火をfireworksと呼び、花のような美しさを愛でる目的の日本の花火とは違うとか言っていた。そうだよね。長岡花火を題材にした大林宣彦監督の最新作も、「この空の花」だ。
日本人にとってあれは、worksではなく、花なのですね。





2012年7月26日木曜日

swill

Mark のFacebookに、知らない単語を見つけた。swill.
いつものロングマンでは、

food for pigs, mostly made of unwanted bits of human food

ブタのエサ?
たいてい食えたもんじゃねえ?

だけどMarkは缶ビールの写真を載せて、

I tried this swill last year... it's actually tastes really good. I recommend this stuff. Bitter, bitter, bitter... 原文まま。英文おかしくねえか、Mark。ま、いいや。

Markは「ブタのエサ」をうまいといっている。これは彼なりの皮肉か? でもオチみたいなのもないのが腑に落ちなくて、もう少し調べてみたら英辞郎に

swill beer ビールをグイグイ飲む

というのを見つけた。
ロングマンに戻って動詞のswillを見ると、あるじゃないか、

[transitive] (also swill down) informal
to drink something in large amounts:

インフォーマルなわけね。ブタみてえにガブガブってニュアンスか?
例文として、

He does nothing but swill beer all day.

ビール飲むしかやることねえ。ビールによく使う単語なんだ。Markは、こいつはガブガブいけて、味もいけるって言いたかったのだな。












2012年7月25日水曜日

tension

昨日のイチローの会見を見て、アレ?と思った。
一番勝っていないチームから一番勝っているチームに行くので
までは、まあ、いい。
それに続けて、
テンションどうしようかと
を聞いて、イチローもか、と。
いつの頃からかこういうテンションが幅をきかせているが、tension は、
tightness or stiffness in a wire, rope, muscle etc:(ロングマン)
ワイヤやロープがピンと張って今にも切れそうな様や、筋肉パンパン、凝り凝りの状態を指す。
そこから、二者間、二国間の緊張状態、ヤバイ空気を表すのに使う。
テンションあがるぅ~
なんてのは、かなりヤバイのだ、本当は。
現地メディアはどう伝えたのかと探してみたら、USA TODAYのサイトに見つけた。
It's hard to contain my excitement.
興奮を抑えにくい、になってる。
「テンションどうしよう」とはチョイ違うけど、このへんが難しいんだよね。たぶん「テンションどうしよう」がよくわからなかったのでしょう。
ま、イチローは tension とテンションの違いを知った上で、日本語としてのテンションを使ったのだと思います。




2012年7月24日火曜日

trade

タイマー設定した目覚めまし代わりのラジオから、まさに寝耳に水がザーッ。イチロー、ヤンキースへ。さっそく米メディアをチェックしながら、ふとあることに。「トレード」では気づかなかったけど、"trade"?、モノみたい。
いくつかの辞書で trade を見ると、いわゆる「トレード」として語義が載っているものは少ない。あくまでビジネス上の取り引きだったり、物々交換だったり。ロングマンにようやく、

when a player on a sports team is exchanged for a player from another team:

を見つけた。AmE、米語の注釈付きで。アメリカでしか、それもあまり、使われないみたい。これは人を売買した歴史の名残なのかしらね。

2012年7月23日月曜日

quote

Samiとの話で、好きなquote、引用、つまり名言・金言は?となった。
うろ覚えでエジソンの言葉を、
I did not fail 100 times.
I found 100 ways which don't go well.
と紹介した。Samiも知っていたから伝わったけど、こんなときスラスラ言えたらカッコいいのに。
I have not failed.
I've just found 10,000 ways that won't work.
by Thomas Alva Edison

2012年7月22日日曜日

Largo

来月バンクーバーに帰国するMarkのさよならライブにでかけた。狭いJAZZバーはすぐに満席。最初で最後のリーダーを務めた彼が、リクエストの最後
に選んだのは、「家路」の名で親しまれるドボルザークのLargo。僕が「新世界より」が好きだというと、アレは下校の曲だとバカにしてたくせに、そいつできたか。日本での9年を、largoの速さで思い返していたのかい?

2012年7月21日土曜日

juvenile

突然つながることことがある。あ、そうだったのか、と。senile の反意語は juvenile。バラバラに覚えたていたこの単語、nileで結ばれていたとは。
♩心の中のジュヴナイル
出会いはプリプリの熱い夏だった。

2012年7月20日金曜日

Gurke

渡辺貞夫さんのライブに初めて行った。古いCMのまんま、ゴキゲンだね、なステージ。友人の飲み物はアップル・キューカンバー・ティーなるもの。キュウリはドイツ語で?と尋ねられて調べたところが、Gurke。
キュウリだけでなく俗語で
でかい鼻
ペニス
の意味もあるらしい。鼻がでかいやつはアソコもなんて話もあるが、あれは舶来の学説か?
ベニスだけど、Gurkeはdie Gurke、女性名詞です。



2012年7月18日水曜日

STEP

英検の準備を始めた。The Society for Testing English Proficiency、STEP testともいう。
かれこれ30年で、確か5連敗。どこが実用英語検定だ、こんな単語。5連敗でも実用上困ってないぞと、この数年無視していた。でもTOEIC950点。1級くらいもってたっていいじゃないか。ある人が言っていた。今でもイナカじゃ英検。そうですか。とりゃいいんでしょ。
英検ですか? ああ、持ってますよ、一応、1級。実用検定とは思いませんけど、一応ね。
そんな風に言ってやる。


2012年7月6日金曜日

Langenscheidt

ランゲンシャイド。ドイツ語の辞書で有名な会社。黄色に青でL。辞書売り場の放浪者なら見たことがあるはずの、あれ。iPhoneアプリを買いました。和独にいいのがないものだから、だったら英独を何かおひとつ、と思って。なぜにLangenscheidtか。
①あの表紙が前から気になっていた。
②学習書で薦めていた。
③アプリもちゃんと作っているみたいだった。
あとはちゃんとlernen, lernen.






2012年7月5日木曜日

Illuminati

もうすぐロンドン五輪。フィンランド人の友人と話していたら、Illuminatiの陰謀があるかも???って。
なに、それ。知らないよ、イルミナティ。日本ではフリーメイソンみたいに有名じゃないけど、澁澤龍彦が「秘密結社の手帖」で取り上げていたりするんだね。楽しいロンドン愉快なロンドンだけじゃないようで。

2012年7月4日水曜日

independence

7月4日はIndependence Day. アメリカ合衆国の独立記念日。さぞかしStars and Stripes がはためくのでしょう。
マルチナ・マクブライドさんにも同名のヒット曲があり、おきまりの愛国ソングかと思えばさにあらず。違うindependentを歌ったもの。彼女のオフィシャル・サイトにあるPVはよいですな。♪Let freedom ring うーん、アメリカン。
北方領土にゃロシアのえらいさんが来たぞ。いつ来る日本がdependしない日は。


2012年7月3日火曜日

anniversary

カクテルバー、ニセコ羊蹄の60周年パーティーに行った。パーティーといっても40、50のときと違ってホテルじゃないし金屏風もない。あるのはたくさんの花籠と、花束抱えてオメデトーと次々に入ってくるお客さん。セレモニーはなくても、アニバーサリー。


2012年7月2日月曜日

Cambridge

English Grammer in Useを買った。Cambridgeの。4th editionが出ていたのは知らなかった。5月にTOEICが終わり、次の目標までの間にやろうと思っていたのが、ケンブリッジの文法書と、数の英語。
Intermediateを選択。このレベルは超えているはずだけど、下から下から、ローアングルで。
英語感覚もかなり身についたけど、それをさらに英語による英語の文法書で補強しようと。2012年も後半だもの。やらねばやらねば。

2012年7月1日日曜日

insect

カナダ人のマークとカフカ「変身」の話をした。
ーinsectになる話だろ?
ーinsect? あれはbugじゃないのか?
ーだってbeetleだろ?
ここでカブトムシとは書いてないぞと思ったが、beetle=カブトムシではないな。堅い殻みたいなムシの総称だ。
bugか insectか。それが問題だ、カフカよカフカ。





2012年6月26日火曜日

Cannes

昨日「海燕ホテル・ブルー」を見た話を、Keithにした。若松孝二監督の説明をしながら、
「キャタピラー」はカンヌ映画祭で何か賞をとって
と言おうとして、「カンヌ」が言えないんだな、よくあることだが。
Keithは[カンス]と発音したが、念のためにいくつかの辞書をあたってみると
[kˈæn]だなあ。[s]音はない。Keithはフランス語を勉強しているから、フランス語では[カンス]なの?




2012年6月21日木曜日

G-SHOCK

時計のあれはGravityか何かでしょうか。日本のGiantsも続きますね。清潔・好青年がウリの原監督にオンナがいて、脅されて1億円払ったって。たれこみ・はなたれ・紳士たれ。ショック!ショック!ショック!ジャイアンツ・ショック!
昨日のカフカの虫は、bugと訳しているのが多いみたいでした。






2012年6月20日水曜日

bug

スターバックスで本を読む。先月まではTOEICの勉強をする場所だった。きょう開いているのはカフカの「変身」。主人公が目覚めると虫になっていたという、あれだ。Starbucksならぬ、Starbugsというところか。bugは小さな虫だから、カフカのあれは、なんというのだろう。英訳を探してみるか。







2012年6月19日火曜日

bar

Hi みなさん。
けさTOEICからメールが来て、950点でした。自己ベスト。気分がいいからブログでも。
外国語の世界へレッツゴー。
さらに高いスコアへ行くには、barが高くなりました。カクテルは趣味ですが、高いbarならイナイイナイイバァ。
こんな感じで。