若松孝二監督が逝った。タクシーにはねられ、意識不明のまま、こときれた。
今年公開された「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」の英語タイトルは、
"11.25: The Day He Chose His Own Fate"
らしい。三島さんは自身の運命を選んだかもしれない。若松さんはどうだったろう。
「これが運命だよ」と笑いながら、rest in peace.
「11.25」の舞台挨拶を見る機会があった。井浦くんと登場した若松さんが、「カメラ持ってる人」と呼びかけた。皆までいうなと、観衆が握りしめた携帯電話をしまおうとしたとき、
今日は撮り放題
ザワザワ
どんどん撮って、皆さんのブログ、フェイスブックで映画の宣伝をして
シャカシャカと携帯のシャッター音が嬌声を追いかける。
、、、、、
?
、、、、、井浦くんに向けて、たぶん。
ちょっと気恥ずかしかったのだが、あれから4カ月でこんなことになるのだから、撮っといてよかったかも、若松のおっさん。
これから順次公開予定だった「千年の愉楽」だけでなく、若松作品のいくつかも追悼上映されるかもしれません。レンタルやテレビでなく、映画館に行こう。おっさんは、「映画は500円にしろ」と言ってたな。これをもって哀悼の辞とします。
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