2012年11月23日金曜日

Ampelkoalition

Ampelmanshop に行ってみた、こないだ。アンペルマンは旧東ドイツの信号機のキャラクター。

'Ampel'に「信号機」以外の意味はないかと調べてみると、面白そうな単語に出会った。

Ampelkoalition
アンペル・コアリツィオ〜ン

Access独和辞典の訳語がふるっている。「信号機連立政権」。なんじゃそりゃ。ちがった色の党旗が寄り集まってできた連立内閣をいうらしい。

「野合」「烏合」、日本もナンヤカヤだけど、カラータイマーちかちかは困るよ。

2012年11月19日月曜日

Rent-a-Girlfriend

JAPAN TODAY をうろついていて驚いたね。

'Rent-a-Girlfriend' service offers simulated romance

「レンタル彼女」。SEX産業など、どこか秘めやかなビジネスにはあるけれど、あっけらかんと「レンタル彼女」。

「萌えデート」というサービスが、今月から始まったそうだ。

little confidence in their ability to carry out an engaging conversation with the opposite sex

異性としゃべる自信がない男に、デートの気分だけ味わってもらったり、ホントのデートの練習に、というビジネスらしい。

オスの狩猟本能はどこに行ってしまったんだ。デパ地下の試食コーナーだけで帰ってくるようなラブ・アフェアかい。釣ったサカナに餌を云々ってのもあるけど、釣りもしないのかい。

「デート」に名を借りて実態は違うならまだいいけど(よくないが)、こんな情けない需要があるのは日本だけだろう、どうせ。

「ミス・コンテスト」は女性の商品化だとか批判されたのがつい昨日のようです。「図鑑」にとどまらず「レンタル」かい。

と思ったら、似たような名前のサービスがあちことあるじゃない。The globalization の時代だぜ。

なんてのがアメリカに。Buy and Sell. 「商品」というか、これ、奴隷制度のなごりか? 一律5ドルで、サービス内容見ると「Facebook にコメント2件入れます」とか、こっちも相当 Tohoho...だ。

男なら竿一本で大海に出よ。

百聞は一見にしかずともいうけどね。


2012年11月17日土曜日

auf Wolke sieben

FB の "ich liebe dich" で何か面白いものを探していたら、ラクガキみたいのが見つかった。

auf Wolke sieben

うーん。雲7の上。わからんけど、キリスト教がらみか? "seventh heaven" 「有頂天」てのがあったはずだから、その一族か。

一族周辺を洗ってみると、

cloud nine

9もある。よく話からないけど、7にしても9にしても、「至福のとき」「有頂天」みたいだ。

どうも雲をつかむようなイディオムだ。

2012年11月16日金曜日

earth-shattering

MLB.com で

Cardinals to reveal uniform update for 2013

を見つけた。

写真を見る限り、どこが変わったのかよくわからない。

読んでいくと、

The new alternate jersey will feature "St. Louis" in place of "Cardinals"

ほうほう、オルタネイトのユニフォームに "St. Louis" が入り、地名が入るのは1932年以来なんだそうだ。確かにマグワイアやプホルス、ま、田口で何度も目にしたユニフォーム、この "St. Louis" は見たことないかも。かっこいいじゃん。

球団社長は

"It's not an earth-shattering change."
「地球を揺るがすほどじゃないよ」

と言ってるようだけど、100円ショップでも売ってるS字フックみたいなこの文字が、来年のナ・リーグ西地区を shatter するかもね。

2012年11月14日水曜日

champion

「太陽の党」でしばらくもちきりかと思ったら、解散、総選挙に。

それならそれで、sunrise / sunset, 石原氏と太陽の党がやはり話題の中にいることに変わりはなし。

JAPAN TODAY で

Ishihara formally launches new Party of the Sun

を読んでいたら、石原氏を

a champion of nationalist views

と書いてある。「チャンピオン」とはまた面白いことを。皮肉まじりなのかと思いながらも念のため LDOCE をあたってみると、ほう、champion of something / somebody と別項が立っていて、

someone who publicly fights for and defends an aim or principle, such as the rights of a group of people

という意味があるらしい。「擁護者」「主唱者」といったところか、nationalist views の。選挙のチャンピオンにはなれるかな。

2012年11月13日火曜日

ROY

MLBサイトの見出しは、

Trout a unanimous selection as AL ROY

だ。

鱒はユナニマスでなく trout の方。

合金の鱒? いや、合金は alloy だ。

MLBサイトを見ているのだから、Trout がエンゼルスのルーキーであることはすぐにわかる。新人王どころかMVPの候補でもある。AL が American League なのも一発だ。

一発じゃなかったのが、ROY。ロイ? 知らねえな。

まあこれも、「アメリカン・リーグのROYに満場一致で選ばれた」ってんだから、ああ、

Rookie
Of the
Year

ねと、二発を待たずにしてわかりはした。すぐにピンとくるようになりたいものだ。

新人王の開票結果で、ダルビッシュは3位だったらしい。レベル高過ぎで賞は逃したけれど、いらんだろ、新人王。コメント求められても困るだろうし。レベル高いところでやりたかったんだから、よかったんでないの。

2012年11月11日日曜日

ginkgo

人気のイチョウ並木へ出かけてみた。何年住んでいても行かない場所のひとつ、だった。
誰が「イチョー」でなく「イチョウ」を定着させたのだろう。今でこそあれだが、最初からイチョーであれば違和感なかったろうに。
それより、誰が「銀杏」と当てたのだろう。これをギンキョウもしくはギンキョーと読む人がいても不思議はない。
英語の 'ginkgo' 'gingko' はそこから来たと言うではないか、ほら、Merriam-Webstar.

Origin: New Latin Ginkgo, from Japanese ginkyō.
First use: 1773

2012年11月9日金曜日

Silver Slugger

Silver Slugger Awards honor 2012 top hitters

今年もこの季節。
優秀な打者に贈られるシルバー・スラッガー賞。
今年もわからない。
なぜシルバー、ゴールドでなく。
日本語の感覚だとシルバーは二番手、もしくはお年寄り。強打者の形容詞にはふさわしくない。

以前アメリカ人に聞いたことがある。なぜシルバー、ゴールドでなく、と。
彼もよくわからないようだったが、感覚として違和感はないようだった。

日本語でもそうだよな。外国人に思いもよらぬ語法の質問をされて、?に絡め取られることがあるもの。

辞書を見ても、ベルは鳴らない。
誰か、説明してよ。
なぜシルバー、ゴールドでなく。

2012年11月8日木曜日

what can be done by us

米国大統領選の開票中、Sami やご婦人たちと、珍しく政治の話題に。国民の政治に向かう態度において、日米での違いにも転がっていき、ケネディの有名な一節をオレは引用した。

"Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country"

こいつだ。政治信条としてではなく、主体性を重んじる言葉として、気に入っている。「何をしてもらうか」でなく、「何ができるか」。そうだよな。

Sami たちとの会話が終わると、オバマ勝利のニュースが入ってきた。

夜に彼のビクトリー・スピーチを聞いて、おやまあ。ケネディを下敷きにしてるな。

But that doesn't mean your work is done. The role of citizens in our Democracy does not end with your vote. America's never been about what can be done for us. It's about what can be done by us together through the hard and frustrating, but necessary work of self-government. That's the principle we were founded on.

投票で終わるのではない。私たちのためにアメリカが何をしてくれるかではなく、われわれで何ができるかだ。苦しい道のりであっても必要なことであり、その考え方がわれわれのよりどころなのだ。

まあ、そんな感じ。相変わらずうまいよな。

2012年11月6日火曜日

von -∞ bis zu +∞

Facebookの "Ich liebe dich" というのがしょっちゅう写真を追加して、それが面白かったり、めんこかったり、色っぽかったりする。
変なの見つけた。文字だけ。

Ich liebe dich von -∞ bis zu +∞

= I love you from -∞ to +∞

マイナスの無限大からプラスの無限大まで愛してるってさ。

こういう idea ってヨーロッパ言語にはあるのかしらんと嗅ぎ回ってみると、

to infinity and beyond

って言い方は見つかったけど、これだと「限界の向こうへ」みたいに日本語でも使う。プラス方向の無限大は誰でも考えるけど、「マイナス無限大から」は思いつかない。「挑発∞」ってのはあったな。

2012年11月5日月曜日

blue ocean

TOEICの本をたくさん出している安河内哲也さんが、

世界初の
世界初の
世界初の

英文ライトノベルを出したんだそうだ。「霊感少女リサ」だってさ。さっそく彼のサイトに調査にでかけると、

こんな感じのノベルが本屋さんに100冊以上並んでいて、電車の中で中高生がマンガのように英語を読むようになれば

ということらしい。そうなれば英語 好きが増えるし、結果として日本人の英語力もあがるだろう、と。
ああ、共感が痛えよ。

イテテと思いながら、ん?と思ったのが、

この分野は学習参考書業界・英語著述業界のブルーオーシャンにもなる

ってとこ。

ブルーオーシャン?
これって何か、突然のイディオム仕掛け? "out of the blue ocean" とか? そんなのないけど。

調べたら、"Blue Ocean Strategy" という本が見つかった。におうな。この本についてのWikipedia には

an uncontested market space, or a "Blue Ocean"

って出てくるから、まだ開発されてない市場といいたかったわけだな、英文ライトノベルは。♫青い海原 群れ飛ぶカモメーっと。

読みやすいってことなら、ペンギンのパフィンだとかラダーシリーズとかいろいろあるけど、あの安河内さんが書き下ろしたってとこに興味があるし、なによりやっぱり、「本屋さんに100冊以上並んでいて」の志が響くのよ。

さっそく買ってみた。「高校英語 英文法」の棚にあった。普段いかない棚。
さっそく読んでみた。うーん、サクサクだ。高校生に限らず、これがサクサク読めれば、英語は楽しいよん。カンタンカンタン。Give it a try!


2012年11月3日土曜日

worth singing

今朝のスポーツ新聞で、マニー・ラミレスが日本の球団に来るかもしれないと知った。実現すれば、過去最大の看板背負った外国人選手になる。なんせ、メジャー555本塁打。半端じゃない。

40歳で全盛期は過ぎているだろうとはいえ、もともとアベレージ・ヒッターとしての評価が高い選手だ。メジャー19年で打率は.312。首位打者タイトルも獲っている。日本でガンガン打つ可能性がないではない。

ニューヨーク・ポストでは既報だというので探してみた。おー、あるある。

Manny to audition for Japan suitors

面白いのを見つけた。日本の球団が、ラミレスが

he is worth signing

かどうか見極めるために、ドミニカのウインターリーグに行きたがっているんだとか。

「歌うに足るか」という言い方なんだな。そういや、ドジャースのあと、歌やってなかったかな。

調べていくとコレ、元歌があるらしいのだ。

A Life is a Song Worth Singing

Johnny Mathis とかいう人がオリジナルなのだろうか。うーん。ちょっとおいしそうなタイトルだ。

2012年11月2日金曜日

nonessential

「出る順で最短合格 英検1級」なんて本で勉強しても落ちるもんは落ちるんだな。そんな通知が届いた日に、素晴らしそうな書籍に出会った。

出ない順 試験に出ない英単語
THE FIRST 150 nonessential vocabulary

ボブとステファニー、そして彼らを取り巻く人々が登場人物で、「出ない英単語」とその例文が、イラストとともにページを埋める。それだけなら、ま、スラング辞典の一種で、似たモノはいくらでもあるのだが、例文がなんだかね。真面目なようでいて、ハァ?な例文。一見出そうで、出るわけない例文。

dump
うんこ
ステファニーは、会社ではうんこをわざと流さない。
After taking a dump at work, Stefanie doesn't flush the toilet on purpose.

ご丁寧に真面目そうなCDがついていて、こんな例文が延々と録音されている。おっかしー。