12月にはディケンズの「クリスマス・キャロル」を読むことにしているのだが、今年は9月にニューヨークでオー・ヘンリー巡りをした余波で、ダラダラと彼の作品集を読んでいるうちにクリスマス・デイは過ぎてしまった。
"The last leaf"(「最後の一葉」)のモデルだというアバートメントを訪ねたときから、これは原書で読み直さねばと思っていた。
日本語や、書き直された英語ではおなじみの作品だが、原書にあたるとすんなりとはいかない。古い英語が混じっているのと、ベアマン爺さんが「ドイツ語訛りの英語」を話すからだ。
そこがドイツ語学習者にはちょっとくすぐったいところで、
I come mit you.
なんて言われるとフフンと鼻先が鳴る。'mit' はドイツ語で、英語の 'with' にあたる。これが脚注にあたらずともわかってしまうのが、フフンのフフンたる所以だ。
英独ちゃんぽんが名作に出て来るのだから、英和ちゃんぽんに身を縮めることはないのだ。
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